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6班の力を結集した滑空機で琵琶湖の空を飛びたい

モノづくりサークル「航空工学研究会HoPE」

  • 2017年2月1日 掲載
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前列左から、久松弘季さん(3年・パイロット)、屋敷かおりさん(1年・次期パイロット)、後列左から、長谷拓実さん(2年・会長)、笠原達也さん(3年・前会長)、三宅千華さん(2年・プロジェクトマネージャー)
※全員、理工学部機械工学科機械工学専修


鳥人間コンテスト※に参加して、自分たちが作った滑空機をより遠くへ飛ばすことを目標に活動しています」と語るのは、設立48年を誇る「航空工学研究会HoPE」の前会長を務めた笠原さん。同コンテストの厳しい書類審査に4年ぶりで合格し、念願だった18回目の出場を勝ち取るという大役を果たしました。「その影響で部員が増えました。他の学科やキャンパスのメンバーもいるので、今後が楽しみです」と笑顔を見せます。

航路を意味する「Sea route」をもじって「シルト」と名付けられた今年の機体は、設計コンセプトを決める「設計班」、主翼を作る「翼(よく)班」、コックピットを作る「コクピ班」、計器などの機器を扱う「電装班」、部品をつなげる「接合班」、装飾を担当する「デザイン班」の6班で分業し、製作が進められました。

コンテスト当日、パイロットの久松さんは5㎏近く減量し、気合十分で臨んだものの、不運なアクシデントに見舞われました。「尾翼を制御するサーボモーターが猛暑の影響でショートして、スタート直前に停止してしまったんです」。その場で即座に修理を試み、見事に離陸はできたものの、急降下して水面に激突する結果に。「めったにできない貴重な経験ですが、悔しかったですね」と無念の瞬間を振り返ります。

鳥人間コンテストが終了すると、活動の中心メンバーは1、2年生に代替わりします。「1年掛けて作った機体にサークルを代表して乗るのですから、できる限り努力したい」という次期パイロットの屋敷さん。「高校時代はチアリーダーをしていて体幹が鍛えられましたが、筋力トレーニングも始めています」と準備に余念がありません。「練習メニューも教えるよ」と言う久松さんの言葉にうなずきながら、闘志を燃やします。デザイン班に所属し、サークル初のプロジェクトマネージャーも兼務している三宅さんは「次期パイロットは女性なので、明るいデザインにしたい」と、早くも新しい機体づくりの構想を練り始めています。

「正直なところ、入会当初はモノづくりに興味がありませんでした」と言う現会長の長谷さん。「でも今では、丹念にやすりをかけて仕上げた小さな部品が、機体の一部となって空を飛ぶことにロマンを感じます」と、自分の成長を振り返ります。「今年の結果を踏まえ、機体の安定性を向上させるために、設計から全面的に見直し、改良を加えました。まずは、来年の鳥人間コンテストへの連続出場を目指します」

※毎年7月に琵琶湖を舞台に開催される人力飛行機の滞空距離及び飛行時間を競う競技会。

  • 実機でのフライトは本番1回限りなので、日頃はハンググライダーで練習。夏合宿ではパイロット以外も飛行体験をした【写真左】
  • コンテスト当日、仲間に翼を支えられ、プラットフォームから飛び立つ瞬間【写真右】

初出:広報誌『法政』2016年度11・12月号

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