多摩オープンキャンパススタッフ代表
スポーツ健康学部スポーツ健康学科3年
森山 裕平 さん(Moriyama Yuhei)
森山さんは、多摩キャンパスのオープンキャンパススタッフ代表として、
「WEBオープンキャンパス」という新しい形のオープンキャンパスを作り上げました。
多摩のオープンキャンパススタッフの代表となってから、あっという間の1年だった。
法政大学のオープンキャンパスは毎年、学生が主体となって作り上げる大規模なイベントである。そんなオープンキャンパスを、熱意を持って引っ張り、時に冷静に、そつなくしっかりと仕事をこなす先代の代表に密かに憧れ、尊敬し、越えたいと思い、代表になった。昨年の秋より今年度の夏のオープンキャンパスを目指し、動き始めた。
1、2年次は、指示されたことを自分のやりやすい形で行っていたが、代表となれば先を見据え、全体を考えて動くことが必要で、その大きな差に対応するのは大変だった。冬が終わるまでには万全の準備をして、この春から新しいことにも挑戦をしつつ、滞りなく進めていこう。そんな気持ちでいた。
しかし春に「オープンキャンパスの中止」が決定し、例年とは全く異なる活動が待っていた。オープンキャンパスが中止になっても、来場者のために何かできることはないか、どのように活動していくかをひたすら悩み、考え、話し合った。
準備期間が例年より短くなり、直接会って話すこともできないなど、条件は厳しかった。それでもオンラインツールなどを使って、たくさん話し合い、「WEBオープンキャンパス」という全く新しい形のオープンキャンパスを完成させることができた。
何もないところから新しいものをつくり出すことは、見本がないだけに大変さもあったが、それを超えるやりがいのある、とても貴重な経験であった。
そんな刺激ある1年間の中で大きな気付きもあった。それは仲間の大切さだ。困った時には相談することができ、苦楽を共にし、それぞれの長所でお互いのことをカバーし、たまにぶつかる。そんな仲間がいたことが何よりの支えであり、活動の原動力にもなった。
自分は周りの仲間に恵まれ、助けられて代表としての仕事を全うすることができた。1人ではできないことも、仲間とならできるということに改めて気付くことができた。当たり前のようにそばに居てくれる周りの仲間に感謝したい。ありがとう。
憧れた代表を超えることができたかは分からないが、やる気に満ちたオープンキャンパススタッフの代表として、1年間活動できたことは誇りに思う。このかけがえのない経験を大切に忘れずに生きていきたい。
(初出:広報誌『法政』2020年10月号)
関連リンク:WEBオープンキャンパス