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課題解決型フィールドワーク for SDGs ヒューマン&ホースウェルフェア ~競走馬のリトレーニングから、ホースセラピーへ繋ぐ取組み~

  • 2021年3月30日 掲載
  • 取組み

受講生がサラブレッドとの触れ合いを楽しむ(馬はヤマニンパスティユ)

3月15日(月)~17日(水)多摩キャンパスにおいて、スポーツ健康学部の高見京太教授による「課題解決型フィールドワーク for SDGs ヒューマン&ホースウェルフェア」~競走馬のリトレーニングから、ホースセラピーへ繋ぐ取組み~、を実施しました。本授業は、SDGsの3「すべての人に健康と福祉を」の取り組みとして位置づけ、人馬の福祉を繋ぎ合わせ、相乗効果をもたらす手立てを探り出すことを目的としました。

ホースセラピーとパラ馬術、そして引退競走馬のリトレーニングについて、それぞれの現場で活躍する専門家招き、各日午前中はスポーツ健康学部棟にて座学を、午後は体育会馬術部馬場へ移動してフィールドワークを実施しました。

本授業には3キャンパス11学部から41名の履修登録があり、「馬」への関心が広く学内に存在していることがわかりました。初日は、まず馬やホースセラピーの基礎知識について講義を受け、その後、城山校地の馬術部馬場において乗馬や馬の世話を体験して「馬のイロハ」を学びました。二日目は、アイマスク騎乗での視覚障がい者の疑似体験を通して、パラ馬術や福祉現場における「馬」の可能性を考察しました。三日目は、JRA日本中央競馬会より招いた講師による、非常に先進的な「引退競走馬のリトレーニング」を実体験しました。フィールドワークで活躍した馬術部で繋養している7頭のサラブレッドは、全て北海道新冠町の株式会社錦岡牧場様より寄贈頂いた引退競走馬達であり、この関係性についてJRAの講師の方々より高い評価を頂きました。

業界特有の課題を個々人で感じ取りながら、全員で「馬」の大きな可能性を共有できたこと、何よりも受講生自らが「馬の温かみ」、「触れ合うことでの癒し」、「騎乗時の爽快感」を体感したことで、「馬」の魅力を存分に体感することができました。受講生から「所属している学部では学ぶことの無い内容をフィールドワークと座学の両面から楽しく学ぶことができました。」という声や、「競馬や馬術を見るときに、その馬たちがどのように育てられたのかなど、普通の人たちより一歩進んだものの見方ができるようになったと思います。」という感想があり、改めて本授業の実施意義を認識することができた3日間となりました。

アイマスク騎乗でパラ馬術競技を体感(馬はセレステアルスター)

JRAの大河内講師(右)と武藤講師(左)が素晴らしいリトレーニング技術で講義を実施(馬はヤマニンエミュ)

熱心にリトレーニング指導を受ける受講生(馬はマイラニ)

リトレーニングの実践によって瞬く間に信頼関係を築くJRA武藤講師とヤマニンエミュ

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