文学部哲学科4年
市ケ谷ボランティアセンター学生スタッフ(VSP)
佐久間 喜望 さん(Sakuma Kino)
佐久間さんは市ケ谷ボランティアセンター学生スタッフ(VSP)として、さまざまなボランティア活動に携わっています。
ボランティアセンター学生スタッフ「VSP」は自分にとってのボランティアの在り方を自由に考えられる場所です。やるもやらないも自分次第で、多様な関わり方の人たちが共存しています。
私がVSPに入ったばかりの時は自分で企画を考えることには興味がなく、昼休みに実施されるエコキャップ回収や清掃活動にのみ参加するつもりでいました。しかし、メンバーと話しているうちに他の活動にも興味が湧き、参加して、自ら主体となって企画を実施するまでになりました。企画実施に踏み出せたのは、VSPが多種多様な企画を手掛けられ、同じ方向性の興味を持った人と協力しやすい環境であり、その中で生き生きと企画に取り組むメンバーから刺激を受けたためです。
ボランティアは「意欲や好奇心」と「社会需要」が一致してこそできることだと思います。この考え方が正しいのかは考え続けるべきですが、活動のきっかけとなる動機は何であれ、やりたいことをやる延長で社会の需要と合致するという形が理想的だと思います。そのバランスをうまく考えられず失敗することも多々ありますが、私たち以上に多くの体験を積み重ねてきた先輩や職員の皆さまが見守ってくださっていることはとても心強いです。
※この取り組みはノミネートされ、表彰式でプレゼンテーションをする機会に恵まれました。
(初出:広報誌『法政』2021年5月号)