お笑いサークルHOS所属漫才コンビ「リバイアサン」
経済学部国際経済学科4年
佐伯 瞭さん(Saeki Ryo)(写真・左)
社会学部メディア社会学科4年
久保寺 竜誠さん(Kubotera Ryusei)(写真・右)
Messageでは、「自由を生き抜く実践知」を体現している学生の声を届けます。
優勝できたことは、言葉では例えられないほどうれしかったです。全ての参加者が大学お笑いを盛り上げようとする気持ちにあふれた、非常に良い大会でした。
昨年の「大学芸会※」が中止になった分、参加者たちの意気込みが強く、プレッシャーも感じましたが、HOSの「みんなで勝ち上がろう」という雰囲気に救われました。お笑いに真剣に向き合う仲間たちとともに、それぞれのお笑いに取り組む姿を見て、刺激を受けてきたことが強みになったと思います。
自分たちの漫才は、お笑いの中で「リズムネタ」に分類されると思います。ボケに対して、テンポ良くツッコミを入れるのですが、機械的に繰り返すツッコミの中に、観客の感情を揺さぶる展開を入れたと評価していただきました。
ネタをつくる時は、佐伯が言ってみたいセリフや語呂が良い言葉を久保寺に提案し、それらをうまく構成できるか、先輩方と展開を考えたりしてネタに落とし込みます。
そうしてできたネタをライブで披露して、ウケたときのお客さまの笑顔は格別ですが、ネタの面白さが伝わらずに笑ってもらえないことも頻繁にあります。ライブの客層を把握して、ボケを入れ替えたり、抽象的な表現を減らしたりと、笑いにつながる工夫を常に考えながらネタづくりをしていました。
実は、「リバイアサン」はサブコンビです。佐伯も久保寺も、別の相手ともコンビを組んでいて、そちらをメインと考えて活動してきました。ですが、サブコンビでいたからこそ、枠に縛られることなく自由な芸風を追求できました。4年間、新しいことに挑戦し続けたことが、今回の結果に結び付いたと考えています。
卒業後はお互い別々の進路を進むことになりますが、HOSでの活動を通して、何かに全力で取り組んだという経験は、必ず困難を乗り越える糧になると思っています。
大学最後の大会は、2月の全国お笑いサークル団体戦「NOROSHI」です。たくさんの人を笑顔にして優勝し、「全国イチ面白いサークル」の称号を得たいと思っています。
※お笑いサークル連盟が企画・運営している大学お笑いの大会。2011年夏に第1回を開催して以来、学生を対象としたお笑いイベントとしては日本一の規模。
(初出:広報誌『法政』2022年1・2月号)