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【2021年度(第5回)自由を生き抜く実践知大賞】社会の課題解決賞「若葉台住宅ワクチン代行予約プロジェクト」紹介

  • 2022年2月10日 掲載
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■受賞名

社会の課題解決賞

■受賞取組

若葉台住宅ワクチン代行予約プロジェクト

■実践主体

現代福祉学部 保井美樹・今井裕久ゼミ

■概要・成果

神奈川県相模原市緑区に位置する若葉台住宅において、住民の新型コロナウイルスのワクチンの接種予約代行を学生と地元の住民組織である若葉台住宅を考える会が連携して行った。コロナ禍において、不要不急の外出制限、コミュニティ活動そして大学における教育・研究活動が大きく制限や自粛を余儀なくされる中、コロナ禍においても「地域に寄り添ってコミュニティ活動の支援ができないか」を模索する中での取り組みである。感染拡大を考慮して、若葉台住宅現地に赴く学生は最低限とし、他の学生はzoomを用いたオンラインでの参加とした。

手順としては代行予約を希望する方から接種券を預かり、相模原市が運営する予約ページにおいて、必要情報の入力や予約日時の記入を行った。具体的には現地にいる学生や住民組織が受付等の窓口役となり、オンラインで参加している学生が自らの携帯やパソコンなどを用いて予約を行った。また代行予約の際には、予約希望者と代行予約者双方から個人情報の取扱いに関する誓約書を記入してもらい、個人情報の保護に努めた。
ワクチン予約代行活動が終了した後も、我々の行った活動や仕組みがこの地区だけで終わらずに多くの地域に広げる目的から、今回の代行予約を行うまでの手順をマニュアルとしてゼミのブログサイトにて公開を行った。

■総長からの選定理由コメント

2021年度前半に大きな社会的課題となったのは、ワクチン接種の予約がなかなかスムーズにとれないことだった。特に、高齢者にとって、つながらない電話と慣れないオンライン予約システムが壁となっていた。この状況に対して、普段のゼミ活動のフィールドとして縁のあった相模原市緑区若葉台住宅において、住民組織と連携して、ゼミ生がインターネットを使って希望者の予約を代行した取り組みである。コロナ禍で地域に実際に出て対面での交流や支援を行うことが困難な状況下で、切実な課題となっていたワクチン接種の予約確保を、個人情報に配慮しつつ実現した。意義ある支援を実現したことに加えて、地域の助け合い精神に、世界がどのような状況であっても生き抜く力があることを実践的に学ぶ機会となったものと評価できる。また、この取り組みを経て獲得したノウハウを「ワクチン予約代行マニュアル」として広く公開し、同じ課題をかかえる他の地域においても地域を動かす種をまく意義をもち、共感のもとで持続可能な社会の未来を実現していく一助となった。

■受賞の感想

この度は大変栄誉ある賞を頂き、誠にありがとうございます。

この活動の始まりは「一人でも地域で困っている方々を助けたい」という思いから、我々学生と地元の住民組織である”若葉台住宅を考える会”の皆様が協力をした事であり、その活動がこのような形で表彰して頂けたことは何より嬉しいことです。

活動を通して我々が最も伝えたかったことは、地域の中でお互いが手を取り合い協力して助け合えるような環境をもっと広めたいという事でした。
我々が活動を行った若葉台住宅だけではなく、同じ問題を抱えている地域は数多くあると思います。そのような地域に向けて我々の活動が少しでも参考になるのであれば、ぜひ取り組んでほしいと思います。
今回の表彰を通して多くの方々に向けて我々の活動やその思いを発信することができ、それを見た方々が今度は実践者として地域に貢献していただけるのであれば、これ以上嬉しいことはありません。

我々も活動を止めることなく頑張ってまいります。

法政大学現代福祉学部 3年
保井・今井ゼミ 山本陽太

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