持続可能な未来賞
オンラインSDGsプラットフォームの開発
デザイン工学部 川久保研究室
先駆的にSDGsの達成に取り組む行動主体の実践知を共有する知のプラットフォームを開発し、広く利用に供することによって、空間や属性等の違いによらず、また、対面での交流に制限がかかる状況のもとでも実践知の共有を推進することに貢献する取り組みである。先行して整備されたLocal SDGs Platformは全国47都道府県、1741の市区町村におけるSDGs取り組み状況を定量的に把握することが可能なシステムとなっており、自治体の取り組みの特長を可視化する機能も備えている。すでに3000名を超える利用者があり、その中には大阪府が府の将来ビジョン策定時にこのプラットフォームの機能を活用しているなど、エビデンスに基づく政策立案の基盤となっている。さらにその次のステップとして、自治体だけではなく産官学民のあらゆる行動主体のSDGsに関する取組を共有し、マッチングすることができるプラットフォームの開発にも着手している。これらを通して、文字通り持続可能な社会の未来に貢献する取り組みとして高く評価できる。
新型コロナウィルスの世界的流行により、持続可能な社会の構築に向けた歩みは後退を余儀なくされたという指摘も多くありますが、その状態をただ指をくわえて見ているだけでは世の中は良くなりません。
今後もオンラインSDGsプラットフォームのさらなる改良に努めて参りますので、是非幅広い皆様に情報交換、交流、マッチング、取り組みのPRの場としてご活用いただければ幸いです。
オンラインSDGsプラットフォーム1:Local SDGs Platform
https://local-sdgs.jp/
オンラインSDGsプラットフォーム2:Platform Clover
https://platform-clover.net/
川久保研究室一同