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【2022年度(第6回)自由を生き抜く実践知大賞】進取の学び賞「教育プログラム開設学生サポーター制度」紹介

  • 2023年2月16日 掲載
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■受賞名

進取の学び賞

■受賞取組

教育プログラム開設学生サポーター制度

■実践主体

学生有志グループ

■概要・成果

社会の急激な変化に伴い学生の学びの欲求も多様化しており、思い切って学生のニーズを取り込んだものを作ってもいいのではないかという市ヶ谷コニュニティ連携会議での議論から、学生自身が考える(学んでみたい)サティフィケートプログラム創設を目指すプロジェクトを立ち上げ、「学生が考える新たな教育プログラム開設のための学生サポーター制度」による学生スタッフ活動を実施しました。

2021年12月に学生スタッフの募集を行い、13名の学生が本プロジェクトに参加することとなり、メンバーを2グループに編成して本格的なプロジェクト活動を開始しました。約5か月間に至る活動期間の中、市ヶ谷コニュニティ連携会議座長が全体会議を通じてプロジェクトの運営管理を行いながら進行していきました。一方で学生スタッフは全体会議以外にもグループごとに頻繁に意見交換を行い、テーマ設定や科目の選定等の作業を精力的に行いました。これらを経て2022年6月には学生2グループによる最終発表会を開催しました。

具体的な提案内容としては、ウェルビーイングをメインテーマとして、ライフステージや幸福学、こころと健康、災害対応まで網羅したものや投資・年金、性教育、防災など現代を生きる学生たちが学びたい切実な事柄をテーマとして設定するものなど、いわゆる学術的な発想からはなかなか思いつかない斬新なアイデアが提案されました。また、学生スタッフたちはこれらのプログラムを構想するにあたり、各学部のシラバスを熟読しつつ、サティフィケートに配置する個々の科目を選定するなど、単なるアイデアコンテストとしてではなく、自分たちが学びたい授業をつくりたいという強い意欲が感じられ、このようなサポーターたちの態度は、今後の学生発案型授業への取り組みの先鞭となる可能性を秘めたものでありました。

今後、これらの提案内容をもとに、今後は、市ヶ谷コミュニティ連携会議内にWGを設置して具体化に向けて検討中であり、「未来教室サティフィケート(仮称)」として2023年4月の開設を目指しています。

表彰式にて実践事例を紹介するプレゼンテーションの様子

■総長からの選定理由コメント

2021年度の自校教育科目「法政学への招待」の締めくくりのワークショップのなかで、ある学生グループから出された「法政の魅力のひとつは、多様な学びが可能なこと。だったら学生だって学部を企画したい」という声を受けて始まった取り組み。近年順次整備が進んでいる学部横断型の履修証明プログラムの企画に学生が参画する機会を設けることとなった。公募の学生をまじえて企画に着手したところ、教職員からは出てこないような発想で魅力的な提案が出されたり、現在の学生の学修ニーズが明確になったことによって、これまでにない構成の履修証明プログラムの完成に貢献した。学生教職員全体の協働がもつ可能性を示す取り組みだ。

■受賞の感想

この度は「進取の学び賞」にご選出いただき、誠にありがとうございました。これまで多くの学生ニーズに応えることができるようなプログラムを作り上げるために、試行錯誤してまいりました。このプログラムは、学生スタッフの努力だけではなく、総長室付教学企画室の皆様をはじめ、多くの方々の支えがあったからこそ作り上げることができたものだと思っております。そのため、これまでの活動を表彰していただけたこと、そして私達のプログラムを多くの方々に知ってもらう機会をいただけたことを大変嬉しく思っております。また、プログラムの施行を視野に入れて活動していましたが、表彰を通して提案したプログラムが実現することや学生の力で大学という大きな組織を動かせたことを実感することができました。改めて、この活動に携わることができて良かったと思いました。最後に、他の団体のプレゼンテーションを通して改めて自主的に活動することの大切さや学生同士の交流を深める大切さに気づくことができたので、今後の大学生活に生かしたいと思います。

学生有志グループ 一同

関連リンク

【リンク先】サティフィケートプログラムについて

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